2020年4月より楽天モバイルのプランは「UN-LIMIT」に、そして2023年6月には「Rakuten 最強プラン」となり、選べるプランは1つのみとなりました。
それに伴い、楽天モバイルにおけるプラン変更は
- 旧プランから最強プランへの変更
- 旧プラン同士の変更(スーパーホーダイ・組み合わせ)
の2つとなっています。
最強プランではプラン変更もないので、SIMカードを再発行する手順も
- SIMカード・eSIMの変更
- 紛失・故障した場合の再発行
のどちらかしかありません。
この記事では、
- 楽天モバイルのプラン変更方法
- SIMカードの再発行方法
について紹介していきます。
最強プランだけでなく、旧プランをお使いの方のための情報も残しました。
この記事の目次
旧プランから最強プランに変更する方法
楽天モバイルの旧プラン「スーパーホーダイプラン」と「組み合わせプラン」から最強プランに変更する手順を紹介します。
旧プランの新規受付は2020年4月7日で終了しています。最強プランに変更すると、旧プランには戻れないので注意しましょう。
最強プランに移行する手順
- STEP1マイページにログイン
- STEP2移行手続きに進む
「移行手続きはこちら」というボタンが大きく表示されているので、そこから進みましょう。
※画像は旧アンリミットですが、現在は最強プランへの移行となります。
- STEP3申し込み手続き
ここからは通常申し込みの流れと同じです。
申し込み手順は「楽天モバイル最強プランの申込手順まとめ」を参考に進めてみましょう。
契約事務手数料が無料のため、旧プランから最強プランの移行に必要な料金はありません。
MNP予約番号もSIMロック解除も必要ないので、安心して移行申込しましょう。
最強プランに移行するにあたって注意点
旧プランから最強プランの移行なので、プラン変更と同じに感じるかもしれません。
しかし、解約金やMNP予約番号が必要ないというだけで、そのほかは携帯会社の乗り換えと手続きは同じです。
最強プランに移行する際は、次の注意点を確認しておきましょう。
- 本人確認は必要
- 旧プランのギガ容量は引き継ぎ不可
- 旧プランは1度解約される
- データSIMは手続きが別
本人確認は必要
楽天モバイルの旧プランをお使いの方は、契約時に本人確認をしてますが、もう1度提出しなおさなければなりません。
必要な本人確認書類については「楽天モバイルに必要な本人確認書類まとめ」を参考にしてみてください。
旧プランのギガ容量は引き継ぎ不可
スーパーホーダイや組み合わせプランで使っていたギガ容量は引き継ぎできません。
そのため、最強プランに移行するなら月末付近のほうがお得といえます。
旧プランは1度解約される
旧プランから最強プランに移行申込が完了すると、旧プランは1度解約扱いになります。
そのため、楽天モバイル回線を開通するまでは楽天ポイント+1倍も反映されなくなるので注意しましょう。
最強プランに移行申込したあとは、なるべく早めに開通手続きを済ませる必要があります。
データSIMは手続きが別
楽天モバイル「最強プラン」には、データSIMであるデータタイプがあります。
しかし、旧プランのデータSIMを最強プランに移行させることはできません。
現在組み合わせプランでデータSIMをお使いの方は、データSIMを解約→最強プランに新規申込という手続きをしないといけないのです。
引き続きデータSIMを使いたい方は、楽天モバイル以外の格安SIM会社を検討するのもおすすめです。
楽天モバイルのSIMカード・eSIMの変更手順
楽天モバイル「最強プラン」にはプランは1つだけですが、SIMカードとeSIMの2つが使えます。
- SIMカード:他の携帯会社と同じく、スマホのSIMカードを入れ替えて使うやり方
- eSIM:スマホに最初から埋め込まれているSIMカードを使うやり方
通常はSIMカードで申し込んで構いませんが、eSIMを使う場合はSIMカードから変更手続きをしないといけません。
eSIMのことをもっと知りたい、という方は「eSIMの申込方法・設定手順を徹底解説」の記事を参考にしてみてください。
SIMカードの変更は、再発行手続きが必要です。これまでは手数料として3,000円必要でしたが、現在は無料です。
マイページ「my 楽天モバイル」にログインして手続きします。
- STEP1契約プランを開く
右上のメニューから「my 楽天モバイル」をタップし、「契約プラン」を開きます。
「my 楽天モバイル」アプリからは、下にあるメニューから「契約プラン」を選択しましょう。
- STEP2SIMカード交換を選択
下にスクロールしていくと「各種手続き」があるので、そこから「SIM再発行を申請する」をタップします。
- STEP3SIMカード再発行
SIM再発行の理由は「その他」で構いません。
SIMタイプで「eSIM」を選択し、最後に「再発行を申請する」をタップしましょう。
eSIM変更後の設定手順については「eSIMの申込方法・設定手順を徹底解説」を参考に進めてみましょう。
eSIMから通常のSIMカードに変更する場合も、この手続きで大丈夫です。
楽天モバイル旧プラン間のプラン変更方法
楽天モバイルの旧プランは「スーパーホーダイプラン」と「組み合わせプラン」の2つです。
▼楽天モバイルのスーパーホーダイプラン
プランS | プランM | プランL | プランLL | ||
---|---|---|---|---|---|
月額 | 1年目 | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 | 5,480円 |
2年目~ | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 | |
データ量 | 2GB | 6GB | 14GB | 24GB | |
通話 | 10分以内なら何度でも無料 ※10分を超える分は10円/30秒 |
▼楽天モバイルの組み合わせプラン
通話SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) | |
---|---|---|---|
ベーシック | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GB | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GB | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
ここでは、このプランで変更できるものとできないものをまとめました。
スーパーホーダイ 通話SIM | 組み合わせプラン 通話SIM | 組み合わせプラン データSIM | |
---|---|---|---|
スーパーホーダイ 通話SIM | ○ | ○ | × |
組み合わせプラン 通話SIM | ○ | ○ | × |
組み合わせプラン データSIM | × | × | ○ |
- au回線の組み合わせプラン⇔ドコモ回線の組み合わせプランの変更はできない
- au回線の組み合わせプラン⇔スーパーホーダイの変更はできない
ちょっと複雑ですが、楽天モバイルの組み合わせプランにはドコモ回線とau回線が用意されています。
しかし、スーパーホーダイはドコモ回線を使っているので、組み合わせプランでau回線を選択した場合、スーパーホーダイに変更できません。
同じく、組み合わせプランのau回線からドコモ回線への変更もできません。
また、組み合わせプランには通話SIMとデータSIMが用意されています。データSIMとは、通話機能がないSIMカードのこと。
このデータSIMから通話SIMへの変更もできないので注意しましょう(通話SIMからデータSIMも同じ)。
基本的には、au回線⇔ドコモ回線、通話SIM⇔データSIMの変更はできないものと考えればわかりやすいです。
組み合わせプランの通話SIMとスーパーホーダイ間の変更はできる
組み合わせプランからスーパーホーダイへの変更もできますし、スーパーホーダイから組み合わせプランへの変更もできます。
スーパーホーダイはデータ専用がない通話SIMだけのプランなので、組み合わせプランのデータSIMからはスーパーホーダイに変更できません。
また、スーパーホーダイはドコモ回線なので、組み合わせプランのau回線からは変更もできません。
組み合わせプランのau回線をお使いの方が変更できるのは、組み合わせプラン内の容量変更だけです。
別記事の「楽天モバイルの料金プランやデータ容量の選び方」にて詳しく解説していますが、スーパーホーダイは1年目が安いので、2年目以降は組み合わせプランに変更しても良いでしょう。
通話SIMとデータSIMの変更はできない
まずは、楽天モバイルで提供されている、通話SIMとデータSIMとの変更はできるかどうかを見ていきます。
- 通話SIMを使っていたけど、電話はLINE電話を使えばいいし、もうデータ通信だけで大丈夫、データSIMに変更したい!
- 今までデータSIM使っていたけど、通話機能もつけたいから通話SIMに変更したい!
という場合、通話SIMとデータSIMとを変更したいと思いますよね。
しかし、この場合、一度解約を行いまた新しくSIMカードを契約する必要があるのです。
楽天モバイルには最低利用期間や解約金がないので解約→再契約は簡単ですが、SIM発行手数料もかかってしまいます。
通話SIMからデータSIMに変更したい場合は注意が必要です。
通話SIMかデータSIMかの選び方は「組み合わせ料金プランのおすすめの選び方」で詳しくまとめているので、参考にしてみてくださいね。
ギガ容量は自由に変更できる
今度は、上の画像で言うところの縦のラインです。例えば、3.1GBプランだけど5GBプランに変更したいという場合。
容量のプラン変更は超簡単で、無料でできます。
プランの変更は、楽天モバイルの会員ページでもある、楽天モバイルメンバーズステーションにログインしてできます。
これは組み合わせプランだけでなくスーパーホーダイも同じなので、利用状況に合わせて変更していきましょう。
リンクメンバーズステーション
旧プラン同士を変更するときの注意点
プラン変更は月に1回のみ
プランの変更は月に1回のみです。
1度変更したら、もう1度変更することはできないので注意しましょう。
26日以降の変更は2ヶ月後になってしまう
毎月26日0時00分~月末23時59分の間はプラン変更できないので注意しましょう。
毎月1日0時~25日23時59分までにプラン変更を申し込んだ場合は、翌月1日に新プランが適用となります。
そのため、プランを変更するなら毎月25日までです。変更したプランの月額基本料の請求は翌月からになります。
なお、プラン変更の申し込み完了後でも、予約取り消しボタンが表示されている間はキャンセルができます。
いや、やっぱ元のプランのままでいいや!と思ったら、なるべく早めにプラン変更の予約をキャンセルしましょう。
プラン変更時にはSIMサイズの変更は不可
楽天モバイルでは、nanoSIMからmicroSIM、microSIMからnanoSIMといったSIMサイズの変更をしたい場合、再発行手続きをすることでできます(再発行手数料は0円)。
しかし、プラン変更と同時にサイズの変更はできません。
なので、プラン変更が完了してからSIMカードのサイズの変更の申し込みをするようにしましょう。
最低利用期間に注意
2019年10月から、楽天モバイルでは最低利用期間と解約金がなくなっています。
そのため、契約期間が1年以内の人でもスーパーホーダイ⇔組み合わせプランの変更には契約解除料は発生しません。
しかし、10月以前に契約した方がプラン変更する場合、契約解除料が発生する場合があるので注意しましょう。
10月以前に契約した方の最低利用期間は1年・契約解除料は9,500円です。1年未満でも変更はできますが、9,500円とられるので注意。
組み合わせプランからスーパーホーダイに変更すると楽天会員割が適用されない
楽天モバイルのスーパーホーダイは、楽天会員になっていると1年目は1,500円割引で使えます。
しかし、組み合わせプランからスーパーホーダイに変更した場合、この楽天会員割が使えないので注意しましょう。
解約→再契約で変更不可も変更できる
- 通話SIM⇔データSIMの変更
- ドコモ回線⇔au回線の変更
この2つは基本的に変更できません。
ただ、どうしても変更したい場合もあるかと思います。そういうときは、楽天モバイルに1度解約して再契約する、という流れでできるようになります。
これは別にプラン変更手続きでもなく、ただ通常の解約手続きをして、また契約するだけです。
2019年10月以降に契約した方は最低利用期間や解約金はありませんが、10月以前に契約した方の場合、契約1年以内の変更は解約金が発生するので注意しましょう。
ただ解約→再契約は非常に面倒くさいので、できるならやらない方がよいです。
楽天モバイルのプラン移行方法・SIMカード再発行手順まとめ
以上、楽天モバイルのプラン変更やSIMカード変更手順について解説しました。
旧プランから最強プラン移行はメンバーズステーションから簡単にできます。ただ、対応機種やデータSIMが使えない点など、いくつか注意点があります。
この記事内で書かれていることをしっかり確認した上で、移行申し込みしましょう!
最強プランで通信無制限
縛り期間・解約金なし