
2020年4月よりスタートした楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT」。
「UN-LIMIT」では、まだまだ日本では少ないeSIMが申し込めることも特徴です。
楽天モバイルのeSIMを使えば、iPhoneでも簡単に使い始めることができます。
乗り換えが簡単になるだけでなく、SIMカードの配送を待つ必要もなく簡単です。
今使っている携帯会社を解約することなく使えるので、お試しで使ってみたい方にもおすすめ。
それでは、この記事では
- そもそもeSIMとは?
- 楽天モバイルでeSIMを開通する手順
- eSIMの設定方法
について紹介していきます。iPhoneで使う方法についても解説するので、参考に進めてみましょう。
この記事の目次
そもそもeSIMとは?
普通に楽天モバイルに乗り換えする場合、次の流れになります。
- 今使っている携帯会社のMNP予約番号を取得する
- 今使っているスマホのSIMロックを解除する
- 楽天モバイルに申し込む
- 届いたら、MNP開通手続きをする
- スマホのSIMカードを楽天モバイルのものに入れ替える
詳しい乗り換え方法については「楽天モバイルに乗り換える方法まとめ」を参考にしてみてください。
以上が通常の流れですが、eSIMの場合③④以外全て不要です。つまり、楽天モバイルに申し込んで開通手続きするだけで使えるのです。
以下の場合、②のSIMロック解除は必要です。
- 既に今お使いの携帯会社でeSIMを使っている場合
- 他社から乗り換えてeSIMを使う場合
SIMロック解除が必要ないのは、スマホで2回線使う場合のみです。ほとんどの場合はSIMロック解除が必要になります。
詳しいSIMロック解除手順については「楽天モバイルに乗り換える方法まとめ」を参考に進めましょう。
最新iPhoneなど、物理SIMカードとチップ型のeSIMの2つが使えます。つまり、今使っている携帯会社のSIMカードと、サブ回線で楽天モバイルのeSIMが使えるというわけです。
スマホ1台で2回線使える状況ですが、そのままメインで使っている携帯会社を解約して、eSIMだけで使うこともできます。
SIMカードの入れ替えも必要なく、これまで以上に乗り換えが簡単になる仕組みがeSIMなのです。
eSIMのメリット
- SIMカードの入れ替えが必要ない
- 順を追って画面をタップするだけで使える
- MNP手順がシンプル
- 1台で2回線使うこともできる
- 届くのを待つ必要がない
楽天モバイルのeSIMプランと対応機種
国内 | 海外 | |
---|---|---|
料金 | 0~1GB:無料 1GB~3GB:1,078円 1GB~20GB:2,178円 20GB以上:3,278円 | |
容量 | 楽天回線:完全使い放題 KDDI回線:5GB | 2GB |
通話 | 完全かけ放題 | 海外→国内:かけ放題 国内/海外→海外:1,078円/月 |
SMS | 完全使い放題 |
楽天モバイルのUN-LIMITはeSIMに対応しているので、料金プランは上記の通りです。
eSIMは差し替えできる物理SIMカードではなく、最初から組み込まれているSIMカードを使います。そのため、スマホにSIMカードが組み込まれていない機種では、eSIMが使えません。
eSIM対応スマホ
- iPhone SE2
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro MAX
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- Rakuten Mini
上記機種のほか、最新のiPadならeSIMに対応しています。eSIM自体が最新の技術ということもあって、対応端末が少ないのはデメリットです。
とはいえ、今後はeSIM搭載が基本になることは間違いありません。
関連楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」を徹底解説
楽天モバイル UN-LIMITでeSIMに申し込む手順
それでは、楽天モバイル「UN-LIMIT」のeSIMに申し込む手順を紹介していきます。
申し込む前に必要な本人確認書類は通常の申し込みと同じなので省略します。詳細は「楽天モバイルの申し込み方法を徹底解説」を確認してみてください。
上に「お申し込み」というボタンがあるのでタップして進みましょう。
UN-LIMIT「eSIM」の申し込み手順
楽天モバイル UN-LIMITプラン「eSIM」の申し込み手順を紹介します。
- STEP1申込前の確認
申込前の確認画面が出てきます。
これから楽天モバイルに乗り換え・新規申込する方がチェックしておくべき点は、18歳未満は店舗でのみ受付といったところです。
他は特に注意点はないので、「上記すべての項目を確認しました。」にチェックを入れましょう。
下にある「お申し込み画面に進む」というボタンがタップできるようになるので、先に進みましょう。
- STEP2プラン・オプションの選択
まずは、プランの選択。といっても、「UN-LIMIT」しかありませんので、「プランを選択する」をタップします。
次にオプション画面。必要なオプションがあればここで追加しておきましょう。
留守番電話や着信転送は無料なので、追加しておくと便利です。
- STEP3SIMカードのタイプを変更
ここは絶対に間違えてはいけない項目です。
SIMカードタイプが「nanoSIM」となっているので、「変更する」をタップしましょう。
そのまま進んでも、最後の申し込み内容の確認画面で変更もできるので安心してください。
MEMOスクショ画像には契約事務手数料がありますが、現在では無料になっています。
- STEP4eSIMを選択
SIMカードタイプ選択画面で「eSIM」を選択します。
SIMカードタイプが「nanoSIM」から「eSIM」に変わったことが確認できれば大丈夫です。
- STEP5申し込みに進む
eSIMを選択するので、製品選択には進みません。
もし「Rakuten Mini」でeSIMを使いたい方は、製品選択に進んで選択しましょう。
今回はiPhoneでeSIMを使うので、そのまま下にスクロールして「この内容で申し込む」をタップします。
すると楽天のログイン画面が表示されるのでログインします。
まだ楽天会員でない方は、下のボタンから会員登録しましょう。
- STEP6申し込み内容の確認
申し込み内容の確認画面が表示されます。次回請求の3,300円は契約事務手数料。
現在では、この契約事務手数料は無料になっています。
もし間違えて「nanoSIM」のままの場合、ここで「eSIM」に忘れず変更しましょう。
これで問題なければ「次へ進む」をタップします。
本人確認書類のアップロードから申し込み完了まで
続いて、本人確認書類をアップロードするところから申込完了するまでです。
本人確認書類は次のものを用意しておきましょう。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 健康保険証+補助書類
- パスポート+補助書類
- 住民基本台帳カード+補助書類
補助書類として使えるものは以下のとおり。
- 公共料金の請求書・領収書(電気・都市ガス・水道など)
- 住民票
- 届出避難場所証明書
上記補助書類は、発行から3ヶ月以内で記載住所と申込住所が一致していないといけません。
- STEP1本人確認書類のアップロード
表面・裏面それぞれ撮影してアップロードしましょう。
スマホの利用状況によっては、写真が縦になってしまうことがあります。
縦向きでアップロードしたところ、エラーが出て先に進めませんでした。
本人確認書類は横向きでアップロードしましょう。
- STEP2電話番号の選択
eSIMで使う電話番号を選択します。
他社から楽天モバイルに乗り換える方は、「現在の番号を引き継ぐ(MNP)」をタップ。
MNP予約番号の入力画面が出るので、今お使いの電話番号や予約番号、有効期限を入力しましょう。
- STEP3お届け先の入力・確認
楽天モバイルのお届け先を入力します。
楽天会員情報に登録している場合、内容がそのまま入るので入力する必要はありません。
お届け希望日や時間帯は申込日より2日以降が選べます。
「次へ進む」をタップすると内容確認画面に移ります。
少し長いですが下にスクロールして「次へ進む」をタップしましょう。
- STEP4支払い情報の入力
続いて支払い情報の入力画面に移ります。
楽天会員情報にクレジットカードが登録されている場合、自動入力されるので何もしなくて大丈夫です。
口座振替にしたい方は、「口座振替」をタップして銀行情報を入力していきましょう。
- STEP5申込完了
最後に、重要事項説明・利用規約画面が表示されます。
下2つのチェックボックスにそれぞれチェックを入れ、「同意して申し込む」をタップしましょう。
ここまで終われば申込は完了です!お疲れさまでした。
eSIMの場合、届くのを待つ必要はありません。一応楽天モバイルから郵送物はありますが、それは設定手順が書かれた用紙のみ。
この記事を参考に進めるのであれば、郵送物を待たなくて大丈夫です。
「[楽天モバイル] eSIMプロファイル ダウンロードのお願い」という件名のメールも届くので、マイページ「my 楽天モバイル」から進めていきましょう。
それでは、eSIMの設定手順について解説を進めていきます。
楽天モバイル UN-LIMITでeSIMを使う設定方法
楽天モバイルから届く郵送物は上の写真のような冊子のみです。設定手順が書かれているだけなので、届く前にマイページから進めても問題ありません。
また、他社から乗り換える場合も、新規電話番号で申し込む場合も手順は同じです。
楽天モバイル「UN-LIMIT」eSIMの開通手順
eSIMの開通は、
- WiFiに接続すること
- パソコンから行うこと
が必要です。WiFi環境がない方は、カフェや駅近くなど、WiFiが使える場所に移動して行いましょう。
また、eSIMはQRコードを読み込んで手続きするので、パソコンが必要になります。
パソコンから楽天モバイルのマイページ「my 楽天モバイル」にログインしましょう。
- STEP1申し込み履歴から選択
「my 楽天モバイル」にログイン後、右上のメニューから「my 楽天モバイル」をタップして「申し込み履歴」を選択します。
その後、eSIMの申し込み履歴を選択します。eSIMの手続きを進めるには、ここが「eSIMプロファイルのダウンロード準備完了」となっていることが必要です。
もしまだの場合でも、申し込みから1日程度で準備完了するので安心してください。
- STEP2開通手続きを進める
「楽天回線の開通手続きを行う」をタップします。
- STEP3QRコードを読み込む
QRコードが表示されるので、eSIMを使いたいスマホで読み込みしましょう。
QRコードを読み込むと、eSIMの設定画面が表示されます。
楽天モバイル「UN-LIMIT」eSIMの初期設定方法
- STEP1モバイル通信プランの追加
モバイル通信プランのインストール画面が表示されます。
「続ける」→「モバイル通信プランを追加」と進みましょう。
- STEP2モバイル通信プランの名称
モバイル通信プランを追加したことで、主回線と副回線ができます。
それぞれ名前が変更できるので、わかりやすく分けたい方は名前を変更しておきましょう。
主回線・副回線のままでいい方はそのまま「続ける」をタップすれば先に進めます。
- STEP3主回線・副回線の選択
通話や通信を、主回線でするか副回線でするかを選べます。デフォルト回線→iMessageなど→モバイルデータ通信の順です。
物理SIMから楽天モバイルのeSIMに乗り換える方は、主回線が楽天モバイルになるので無視して構いません。
2回線使う方は、デフォルト回線やiMessageなどは主回線、モバイルデータ通信を副回線にしておきましょう。
通話やSMSも楽天モバイル回線を使いたい方は、全て副回線を選んで構いませんが、こうすることでネット通信だけ楽天モバイルにできて便利です。
MEMOこの解説では「モバイルデータ通信の切替を許可」をオフにしています。
ここをオンにすると、電波状況によって主回線に自動切替になります。主回線のギガ容量を使いたくない方はオフにしておきましょう。
以上で、楽天モバイルのeSIMが使えるようになります。
しかし、iPhoneなど楽天モバイルで公式サポートされていないスマホは、APN設定をしないと通信できません。
iPhoneでeSIMを使えるようにするための、APN設定や通話設定について解説していきます。
iPhoneでeSIMを使うための通話設定・APN設定手順
- STEP1モバイル通信を開く
iPhoneの設定アプリを開き、「モバイル通信」をタップ、副回線として先程設定した「楽天モバイル」をタップしましょう。
- STEP2通話設定をON
「音声通話とデータ」を開き、「4G, VoLTEオン」にします。
こうすることで、楽天モバイルのeSIMで通話ができるようになります。
- STEP3APN設定
前の画面に戻り、「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップします。
「モバイルデータ通信」「インターネット共有」の2ヶ所に「rakuten.jp」を入力していきましょう。
モバイルデータ通信の項目はネット回線、インターネット共有はテザリング機能を使うための設定項目です。
- STEP4楽天回線の確認
楽天回線が開通できれば完了です。
間違えてもeSIMに交換できるから安心
SIMカードの再発行や変更もマイページ「my 楽天モバイル」にログインしてできます。
ちなみに、物理SIMを使っている方で、eSIMに変更したい方もこの手続きで変更可能です。
以前は再発行手数料として3,300円かかっていましたが、現在は無料です。
- STEP1契約プランを開く
右上のメニューから「my 楽天モバイル」をタップし、「契約プラン」を開きます。
「my 楽天モバイル」アプリからは、下にあるメニューから「契約プラン」を選択しましょう。
- STEP2SIMカード交換を選択
「各種手続き」→「SIMカード交換」をタップします。
- STEP3SIMカード再発行
SIM交換・再発行の理由は「その他」で構いません。
SIMタイプを「変更する」をタップし、「eSIM」をタップ、最後に「再発行する」をタップしましょう。
これでeSIM用のQRコードが発行されるので、この記事に書いてある内容を参考にして進めましょう。
機種変更するときはeSIMはどうすればいい?
機種変更時は、先程紹介したSIMカードの交換メニューからeSIMを再発行すれば大丈夫です。
以前は再発行手数料として3,300円かかっていましたが、現在は無料。eSIMを使っていても、気軽に機種変更できます。
eSIMに対応していない機種に変更する場合は、「SIMカード交換」からnanoSIMに変更する必要があります。
この場合は申請後に発送手続きに移るので、届くのを待ちましょう。
楽天モバイル「UN-LIMIT」eSIMの申し込み方法・設定手順まとめ
以上、楽天モバイルのUN-LIMITで使えるeSIMについて解説しました。
eSIMの申込方法・設定手順
- 申込時にSIMカードをnanoSIMからeSIMに変更
- マイページからQRコードを読み込み、画面に沿って進めるだけ
- iPhoneでeSIMを使うならAPN設定が必須
eSIMはSIMカードの入れ替え作業もなく、配送を待つ必要もありません。
申し込み後に利用手続きが開始できるので便利です。利用手続きも画面に出てくる指示にしたがって進めるだけなので簡単。
この記事を参考に是非進めてみてくださいね!
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