
最近は、法人用携帯も格安SIMを使う会社が増えています。
大手キャリアで法人用携帯を用意するよりも、格安SIMを使う方が経費の節約にもなりお得です。
中でも、基本料金が安く法人用として使える楽天モバイルが人気。
これから法人用として楽天モバイルを検討されている方のために、
- 楽天モバイルの法人契約はお得なのか?
- 法人契約のメリットや注意点はあるか?
といった点について解説していきます。
また、法人契約におすすめのオプションやよくある質問もまとめたので、参考にしてみて下さい。
この記事の目次
楽天モバイルの基本情報
プラン | 音声通話 | SMSデータ | データ | |
---|---|---|---|---|
容量 料金 | ベーシック | 1,375円 | 710円 | 578円 |
3.1GB | 1,760円 | 1,122円 | 990円 | |
5GB | 2,365円 | 1,727円 | 1,595円 | |
10GB | 3,256円 | 2,618円 | 2,486円 | |
20GB | 5,225円 | 4,587円 | 4,455円 | |
30GB | 6,765円 | 6,072円 | 5,995円 | |
通話 |
| |||
メール | 「@rakuten.jp」のメアドが無料でもらえる | |||
回線 | ドコモ回線 | |||
契約 | 最低利用期間・解約金なし。 |
楽天モバイルは基本料金も安く、楽天ポイントも貯まりやすい格安SIMです。
1番安いプランで「ベーシックプラン」の578円ですが、容量無制限で使える反面通信速度が遅いプラン。
通話メインやWiFi環境で使うのならお得ですが、そうでない限り3.1GB以上から選ぶことをおすすめします。
音声通話SIM:電話もインターネット通信もできるプラン。ドコモ・au・ソフトバンクのような使い方ができます。今お使いの携帯電話会社からMNP(携帯電話番号の乗り換え)もできます。
SMS機能付きSIM:データ通信にSMS機能がついたプラン。LINEやInstagramの本人確認で、ショートメールで4桁くらいの番号が送られてきます。これがSMS機能。アプリの本人認証でSMSが使えないと不便なので、なるべくこちらを選ぶようにしましょう。
データ通信SIM:インターネット通信のみができるプランで、電話機能は使えません。スマホの2台持ちやiPadなどのタブレット端末を安く使いたい方はこちらの選択肢になります。これはドコモ回線のみの提供です。
楽天モバイルは、2020年4月に「UN-LIMIT」プランに統一されました。
しかし、法人契約においては、従来の組み合わせプランが使えます。
楽天モバイルの法人プランを選ぶ理由・メリット
それでは、早速楽天モバイルで法人契約するメリットや選ばれる理由を紹介します。
法人プランのメリット
- 見積もり・請求書払いに対応
- 法人契約専用の管理コンソールが使える
- 5分以内の通話はかけ放題にできる
- SIMフリーパソコンが使える
- SIMカード1枚から契約できる
- 余ったデータ容量は繰越できる
- 最低利用期間・解約金がない
- 他社から乗り換えでも契約できる
見積もり・請求書払いに対応
楽天モバイルの法人プランでは、契約前の見積もり書発行に対応しています。
また契約後も、口座振替か請求書払いでの支払いに対応。
請求書払いは部署ごとに発行もでき、経理管理もやりやすくなっています。
法人契約の場合、請求日は次のとおりです。
- 請求書払い:毎月26日までに指定口座に支払い
- 口座振替:毎月27日に指定口座から引き落とし
法人契約専用の管理コンソールが使える
楽天モバイルの法人契約では、専用の管理コンソールが使えます。
契約プランの確認や変更、利用明細の確認もできるほか、請求書払いの場合は閲覧・印刷も可能です。
複数の部署ごとに請求書を受け取っている場合でも、まとめて確認できて便利です。
さらに、管理コンソールでは会社ID・部署ID・ユーザIDが使えます。
会社ID | 契約全回線の請求金額が確認できる |
---|---|
部署ID | 部署IDにひもづく回線の請求金額が確認できる 部署IDにひもづく回線のプラン変更・オプション追加・容量追加ができる |
ユーザID | 当該ユーザーIDの情報閲覧のみ |
と、それぞれ種類ごとにできることが違います。
与えられている権限も違うので、会社ごと・部署ごと・個人ごとと使い分けできて便利です。
リンク管理コンソールのログイン
5分以内の通話はかけ放題にできる
楽天モバイルでは、通常の電話回線を使っているので通話品質は大手キャリアと変わりません。
また、「楽天でんわ」という専用アプリを使うことで、通話料金が30秒につき10円にできます。
月額935円の5分かけ放題に加入すれば、5分以内の通話が何度でもかけ放題にできるのがメリット。
電話の機会が多い法人でも、通話料を安く抑えることができます。
SIMフリーパソコンが使える
楽天モバイルでは、スマホやタブレット以外にもSIMフリーのノートパソコンが購入できます。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、楽天モバイルのSIMカードをさすことで通信できるノートパソコンです。
- ポケットWiFiを別に持ち歩かなくていい
- WiFi環境がなくても使える
- セキュリティも安心
といったメリットがあり便利です。
特に、カフェやレストランなどのフリーWiFiスポットを使う場合、心配なのはセキュリティ面。法人の場合特にそうです。
楽天モバイルならセキュリティ面を気にする必要もなくなりますし、移動が多い営業マンの方などにおすすめです。
SIMカード1枚から契約できる
大口契約でなくても、SIM1カード1枚から契約できます。
最低10口以上からといった制約はありませんので、小規模企業でも対応しています。
余ったデータ容量は繰り越しできる
楽天モバイルでは、使いきれなかったデータ容量は翌月に繰り越しできます。
たとえば3.1GBに契約していて、3GB使って残り100MB余ったという場合、繰り越しされるので翌月は3.2GB使えるようになります。
データ容量は、繰り越しされた分から消費されるので無駄がありません。効率的な運用ができます。
最低利用期間・解約金がない
楽天モバイルには最低利用期間も解約金もないのがメリット。
利用者を変えたい、回線を減らしたいといったありがちな要望にも無料で対応できます。
法人専用サービスがあるので、柔軟に使えるのは楽天モバイルならではの特徴です。
他社から乗り換えでも契約できる
すでに他社をお使いの場合でも、電話番号を変えずに乗り換えできます。
その際は、有効期間が10日以上残っているMNP予約番号を忘れず用意しましょう。
他社の個人契約から楽天モバイルの法人契約に乗り換える場合は、あらかじめ契約名義を法人にしておくことが必要です。
携帯会社の乗り換えは、乗り換え元も乗り換え先も名義が一緒である必要があります。
他社の個人契約から楽天モバイルの法人契約の乗り換えは、通常ならできません。
個人契約の方は個人名義でしょうし、楽天モバイルの法人契約は法人名義になるからです。
ただし、名義を法人名義に変更さえすれば、個人契約でも楽天モバイルの法人契約に乗り換えできます。
MNP予約番号の発行方法は、キャリアごとにまとめているので以下から確認してください。
マイページからはすぐに確認できるので、各キャリアのマイページから発行しましょう。
マイページからは「MNP予約番号」と「予約番号の有効期限」がわかります。
店舗や電話窓口からも発行できますが、MNP予約番号=解約の予約なので、引き止めにあう可能性もあるので面倒です。
楽天モバイルで法人契約する上での注意点・デメリット
ここからは、楽天モバイルで法人契約をする上での注意点やデメリットを紹介していきます。
事前にしっかり確認しておきましょう。
法人契約の注意点・デメリット
- 個人向けのキャンペーンは受けられない
- スマホ本体は一括払いのみ
- スーパーホーダイは法人契約対象外
- 楽天ポイントが使えないしポイントアップ対象外
- クレジットカード払いができない
個人向けのキャンペーンは受けられない
楽天モバイルにはキャンペーンがたくさんあるのもメリットですが、残念ながら法人契約の場合キャンペーンを使うことができません。
キャンペーンを使わなくても十分安く使えるので、その点は安心できます。
スマホ本体は一括払いのみ
個人が楽天モバイルでスマホ本体を購入する場合、24回の分割払いと一括払いが選べます。
しかし、法人契約は一括払いのみ。分割払いはできないので注意しましょう。
スーパーホーダイは法人契約対象外
プランS | プランM | プランL | プランLL | ||
---|---|---|---|---|---|
月額 | 1年目 | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 | 5,480円 |
2年目~ | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 | |
データ量 | 2GB | 6GB | 14GB | 24GB | |
通話 | 10分以内なら何度でも無料 ※10分を超える分は10円/30秒 |
楽天モバイルには、「スーパーホーダイ」という別のプランがあります。
こちらは個人契約専用で、法人契約は選べないので注意しましょう。
楽天ポイントが使えないしポイントアップ対象外
楽天モバイルを使っていると、楽天市場での買い物で+1倍貯まるのがメリットです。
しかし法人契約では、楽天会員と結びつけることができないためポイントアップ対象外となってしまいます。
また、楽天モバイルの支払いに楽天ポイントを使うこともできません。
個人契約では便利だったメリットが、法人契約では使えないのはデメリットです。
クレジットカード払いができない
楽天モバイルの法人契約で支払いに使えるのは口座振替と請求書払いのみです。
クレジットカードは使えないので注意しましょう。
法人契約で使えるおすすめのオプション
楽天モバイルの法人契約では、ウイルス攻撃や紛失・故障が防止できるオプションが用意されています。
法人契約で使えるオプション
- マカフィー®モバイルセキュリティ:330円/月
- スマホ交換サービス:550円/月
- スマホ操作遠隔サポート:550円/月
- 楽天モバイルWiFi by エコネクト:438円/月
- データ復旧サービス・マカフィー®マルチ アクセスパック:550円/月
- スマート留守電:319円/月
- 留守番電話サービス:330円/月
- キャッチホンサービス:220円/月
- 楽天メール:0円/月
ウイルス対策しておきたい方は「マカフィー®モバイルセキュリティ」、故障対策をしておきたい方は「スマホ交換サービス」に加入しておくといいでしょう。
ほかに「留守番電話サービス」に加入しておくと、留守電も使えるようになり便利です。
楽天モバイルの法人契約に申し込む方法
それでは、実際に楽天モバイルの法人契約に申し込む流れを解説します。
- STEP1申込み
下記ボタンから楽天モバイルの申込ページに進みましょう。
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最初に見積書の作成も対応しています。
契約に進む場合、必要書類は次のとおりです。
- 法人確認書類(原本)
・登記事項証明書(履歴事項全部証明書/現在事項全部証明書 どちらでも可)
・印鑑証明
以上のどちらか - 担当者の在籍確認書類(写し)
・社員証(写し)
・名刺
・健康保険証(契約法人名記載有り)
以上のどれか1つ - 担当者の本人確認書類(写し)
・運転免許証:両面のコピー
・住民基本台帳カード:両面のコピー
・在留カード:両面のコピー
・健康保険証:両面のコピー+補助書類
・個人番号カード:表面(顔写真が確認できる面)のみ
・日本国パスポート:顔写真記載ページ・所持人記入ページの2ページ+補助書類
以上のどれか1つ
補助書類は公的料金領収書、住民票、届出避難場所証明書のうちいずれか1点を用意しましょう。
申し込みを進めば、見積書が作成されます。
- 法人確認書類(原本)
- STEP2申込書の記載・郵送
- STEP3申込み完了
申込書が楽天モバイルに届くと、申込審査が始まります。
審査で問題なければ申し込み完了。1週間ほどでお手元に届きます。
格安SIMの審査なので、審査自体厳しいものではないのでご安心下さい。
以上が、法人契約の申し込み手順でした。
あとは、口座振替を使いたい方は必要事項を記入の上返送しましょう。
口座振替の申込書類は同梱して届きます。
法人契約する上でよくある質問
ここでは紹介しきれなかった、よくある質問をまとめます。
料金プランの変更や回線の増減はどうしたらいいか?
楽天モバイルの法人契約で使える、専用の管理コンソールで手続きできます。
リンク管理コンソールのログイン
楽天モバイルの個人契約から法人契約に変更できる?
契約変更はできません。個人契約を法人にしたい場合、1度解約する必要があります。
他社から楽天モバイルの法人契約に乗り換えできる?
他社の個人契約から、楽天モバイルの法人契約に乗り換えはできません。
しかし、あらかじめ法人名義に変更しておけば、個人契約から法人契約に乗り換えできます。
データSIMから通話SIMへの変更はできる?
SIMカードの種類変更はできません。1度解約する必要があります。
口座振替手続き完了までの流れ
口座振替申し込み、審査が通った後自動引落が始まります。
毎月20日までに受領されたもので、記載不備などなければ翌月より引き落とし開始となります。
料金の締め日はいつ?
毎月末日が締め日となっており、初月は日割り計算となっています。
楽天モバイルの法人契約についてまとめ
以上、楽天モバイルの法人契約について紹介しました。
個人契約と違って不便な点もありますが、法人利用に沿った柔軟な対応ができるのがメリット。
まずは楽天モバイルで見積もりをして、今の通信料金からどれだけ節約できるか確認してみましょう!
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