最近は、法人用携帯も格安SIMを使う会社が増えています。大手キャリアで法人用携帯を用意するよりも、格安SIMを使う方が経費の節約にもなりお得です。
中でも、基本料金が安く法人用として使える楽天モバイルが人気。
これから法人用として楽天モバイルを検討されている方のために、
- 楽天モバイルの法人契約はお得なのか?
- 法人契約のメリットや注意点はあるか?
といった点について解説していきます。
また、法人契約におすすめのオプションやよくある質問もまとめたので、参考にしてみて下さい。
この記事の目次
楽天モバイル法人プランの基本情報
タイプ | 音声 | データ |
---|---|---|
3GB | 2,178円 | 1,078円 |
5GB | 2,618円 | 1,628円 |
30GB | 3,058円 | 2,618円 |
無制限 | 3,278円 | - |
通話 | 無料 ※Rakuten Link Office利用 | |
テザリング | 無料 | |
留守番電話 | 無料 | |
ネットワーク | 4G・5G | |
海外利用 | ・3GB:1GB ・7GB:1.5GB ・30GB:2GB ・無制限:2GB |
楽天モバイルの法人プランは、音声+データプランとデータのみのプランから選べます。個人では基本的に使える無制限は音声プランのみです。
法人プランの海外利用について
楽天モバイル法人プランの海外利用ですが、少しわかりづらいです。下記画像を参考にしましょう。
国内データ通信のギガ数+プランによって決まっている海外ギガ数となっています。
法人プランで使える海外ギガ数
- 3GBプラン:1GB
- 5GBプラン:1.5GB
- 30GBプラン:2GB
- 無制限プラン:2GB
例えば3GBプランなら、国内で3GB使っても海外で1GB分使えるということです。海外で1GB使ったからといって、国内で2GBしか使えないことはありません。
個人プランと法人プランの違い
法人プランも、ベースは個人と同じ楽天アンリミットですが、使える容量や通話が個人とは異なってきます。
個人と法人の違い
- 3GB・5GB・30GB・無制限から選ぶ
└個人は無制限でデータタイプも無制限が使える - データタイプが安い
└個人は音声タイプと同じ料金 - 契約ギガを使い切ったら最大200kbps
└個人は無制限なのでなし - 通話アプリが「Rakuten Link Office」
└個人は「Rakuten Link」 - マイページが「my 楽天モバイル Office」となり請求書の管理が可能
└個人は「my 楽天モバイル」 - データ容量は翌月にのみ繰越可能
└個人は無制限なので繰越がない - 海外ローミングの上限が契約ギガごとに違う
└個人は2GB
といった違いです。あとは、申込み時の本人確認書類に、登記簿謄本か印鑑証明書が必要になるといったところでしょうか。
大きな違いは料金プラン。個人のように無制限で使えませんが充分安い金額です。
また、通話料金が無料というところも魅力。特に、通話する機会が多い法人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
楽天モバイルの法人プランを選ぶ理由・メリット
それでは、早速楽天モバイルで法人契約するメリットや選ばれる理由を紹介します。
法人プランのメリット
- 見積もり・請求書払いに対応
- 通話料が無料で海外通話もできる
- 余ったデータ容量は繰越できる
- 最低利用期間・解約金がない
- 他社から乗り換えでも契約できる
- 申し込みから届くまでがスムーズ
- 楽天グループ自体が法人プラン利用者
見積もり・請求書払いに対応
楽天モバイルの法人プランでは、契約前の見積もり書発行に対応しています。また契約後も、請求書払いでの支払いに対応。
請求書払いは、契約回線も含め「my 楽天モバイル Office」で一括管理できて便利です。
my 楽天モバイル Officeでできること
- 通話・データ通信利用の上位5回線が確認できる
- 毎月の請求書がダウンロードできる
- 過去12ヶ月分の請求情報が閲覧可能
- 毎月の通話明細がダウンロードできる
- プラン変更やオプションの追加・解約ができる
- 回線の追加契約が可能
- 24時間いつでも問い合わせが可能
口座振替ができないのはデメリットですが、管理機能としては充分です。
通話料が無料で海外通話もできる
楽天モバイルでは、通常の電話回線を使っているので通話品質はドコモやauと変わりません。
また、「Rakuten Link Office」という専用通話アプリを使うことで、通話料金が無料にできます。無料なのは通話料金だけでなく、SMSの送受信も無料です。
更に、楽天モバイルは海外通話もお得なのが特徴。海外から日本に電話をかける場合無料になるのです。
海外⇔海外、日本→海外は有料になってしまいますが、海外出張でも安心の料金。電話の機会が多い法人でも、通話料を安く抑えることができます。
余ったデータ容量は繰り越しできる
楽天モバイルでは、使いきれなかったデータ容量は翌月に繰り越しできます。
たとえば3GBに契約していて、2GB使って残り1GB余ったという場合、繰り越しされるので翌月は4GB使えるようになります。
データ容量は、繰り越しされた分から消費されるので無駄がありません。効率的な運用ができます。
最低利用期間・解約金がない
楽天モバイルには最低利用期間も解約金もないのがメリット。
利用者を変えたい、回線を減らしたいといったありがちな要望にも無料で対応できます。
他社から乗り換えでも契約できる
すでに他社をお使いの場合でも、電話番号を変えずに乗り換えできます。
その際は、有効期間が11日以上残っているMNP予約番号を忘れず用意しましょう。
他社の個人契約から楽天モバイルの法人契約に乗り換える場合は、あらかじめ契約名義を法人にしておくことが必要です。
携帯会社の乗り換えは、乗り換え元も乗り換え先も名義が一緒である必要があります。
他社の個人契約から楽天モバイルの法人契約の乗り換えは、通常ならできません。
個人契約の方は個人名義でしょうし、楽天モバイルの法人契約は法人名義になるからです。
ただし、名義を法人名義に変更さえすれば、個人契約でも楽天モバイルの法人契約に乗り換えできます。
MNP予約番号の発行方法は、乗り換え方法を解説している記事を確認して進めましょう。
関連楽天モバイルに乗り換える方法!失敗しない最強プランへのMNP手順
申し込みから届くまでがスムーズ
簡単に見積書が作成できるので、申し込みからお届けまでもスムーズです。
見積書の作成〜申し込みまでもたった15分、そこから届くまでも最短3日なので、時間もかからず楽天モバイル法人プランが始められます。
楽天グループ自体が法人プラン利用者
楽天グループも楽天モバイルの法人プランを利用されています。
当然といえば当然ですが、楽天自体がユーザーでもあるため、不具合などあった場合すぐに対応できるわけです。
楽天は上場企業でもあるので、運用面など他の会社でも安心して使えますね。
楽天モバイルで法人契約する上での注意点
ここからは、楽天モバイルで法人契約をする上での注意点を紹介していきます。
事前にしっかり確認しておきましょう。
法人契約の注意点
- 個人向けのキャンペーンは受けられない
- スマホ本体は一括払いのみ
- 楽天ポイントが使えないしポイントアップ対象外
- 口座振替やクレジットカード払いができない
個人向けのキャンペーンは受けられない
楽天モバイルにはキャンペーンがたくさんあるのもメリットですが、残念ながら法人契約の場合キャンペーンを使うことができません。
キャンペーンを使わなくても十分安く使えるので、その点は安心できます。
スマホ本体は一括払いのみ
個人が楽天モバイルでスマホ本体を購入する場合、24回の分割払いと一括払いが選べます。
しかし、法人契約は一括払いのみ。分割払いはできないので注意しましょう。
楽天ポイントが使えないしポイントアップ対象外
楽天モバイルを使っていると、楽天市場での買い物で+3倍貯まるのがメリットです。
しかし法人契約では、楽天会員と結びつけることができないためポイントアップ対象外となってしまいます。
また、楽天モバイルの支払いに楽天ポイントを使うこともできません。個人契約では便利だったメリットが、法人契約では使えないのはデメリットです。
口座振替やクレジットカード払いができない
楽天モバイルの法人契約で支払いに使えるのは請求書払いのみです。口座振替とクレジットカードは使えないので注意しましょう。
支払いフローは、毎月5営業日前後に前月分の請求書が発行されるので、「my 楽天モバイル Office」から確認・請求書をダウンロードし振込する流れとなります。
法人契約で使えるおすすめのオプション
楽天モバイルの法人契約にもオプションはありますが、個人で使えるものほど多くはありません。
法人契約で使えるオプション
- スマホ交換保証プラス Office:715円/月
- データチャージ(国内):660円/1GB
- データチャージ(海外):500円/1GB
無料で使えるオプション
- テザリング
- Rakuten Link Office
- 留守番電話
- 着信転送
- 割り込み通話/通話保留
- SMS
- 発信者番号非通知
- 特番通話(110番など)
- 着信SMS通知
- 緊急速報メール
- 国際通話/SMS
- 海外ローミング(容量は別)
有料で加入するものが「スマホ交換保証プラス Office」くらいしかありません。
故障や紛失を予防したい方は加入しておくと良いでしょう。
今なら楽天モバイル法人プランのトライアルキャンペーン中
ここまで紹介した楽天モバイル法人プランですが、今ならトライアルキャンペーンで基本料金2ヶ月&事務手数料が0円になります。
キャンペーン概要
- 事務手数料3,300円無料
- 3GBプランを対象に月額料金2,178円が2ヶ月分無料
- 1社につき1回線申し込みが対象
- 期間:2023年3月17日(金)~終了日未定
3GBプランが対象なので、5GBや30GBを申し込んだとしても2,178円分無料になるわけではありません。
あくまでトライアルキャンペーン。1社につき1回線、3GBを対象にできるプランです。
お試し利用してみて、3ヶ月めにプラン変更したり回線を増やしたりしましょう。
楽天モバイルの法人契約に申し込む方法
それでは、実際に楽天モバイルの法人契約に申し込む流れを解説します。
まずは、下記ボタンから楽天モバイルの申込ページに進みましょう。
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- STEP1見積書の作成
最初に、WEBから見積書の作成をします。
申し込み回線やプランを選択し、見積書を作成します。
- STEP2申込書の記載
見積書の内容から申込書が作成できるので、ダウンロードして捺印しましょう。
申込書に必要な情報は入力されているので、何かを記入する必要はありません。
- STEP3申込書・必要書類のアップロード
捺印後、必要書類とあわせて申込書をWEBからアップロードしましょう。郵送の必要はありません。
契約に進む場合、必要書類は次のとおりです。
- 法人確認書類
・登記事項証明書(履歴事項全部証明書/現在事項全部証明書 どちらでも可)
・印鑑証明
以上のどちらか - 担当者の在籍確認書類
・社員証
・名刺
・健康保険証(契約法人名記載有り)
以上のどれか1つ - 担当者の本人確認書類
・運転免許証(運転経歴証明書)
・マイナンバーカード
・在留カード
・身体障がい者手帳+補助書類
・住民基本台帳カード+補助書類
・健康保険証+補助書類
・日本国パスポート+補助書類
以上のどれか1つ
補助書類は発行から3ヶ月以内で、氏名・住所が一致している公的料金領収書、住民票、届出避難場所証明書のうちいずれか1点を用意しましょう。
- 法人確認書類
- STEP4申込み完了
申込審査が始まり、問題なければ申し込み完了。最短3営業日ほどでお手元に届きます。
審査自体厳しいものではないのでご安心下さい。
以上が、法人契約の申し込み手順でした。
あとは、初期設定をすませて利用開始しましょう。利用開始については個人とほぼ変わらないので、「楽天モバイルのAPN設定手順を徹底解説|最強プランの初期設定方法」の記事を確認してみましょう。
法人契約する上でよくある質問
ここでは紹介しきれなかった、よくある質問をまとめます。
料金プランの変更や回線の増減はどうしたらいいか?
楽天モバイルの法人契約で使える、「my 楽天モバイル Office」で手続きできます。
楽天モバイルの個人契約から法人契約に変更できる?
契約変更はできません。個人契約を法人にしたい場合、1度解約する必要があります。
他社から楽天モバイルの法人契約に乗り換えできる?
他社の個人契約から、楽天モバイルの法人契約に乗り換えはできません。
しかし、あらかじめ法人名義に変更しておけば、個人契約から法人契約に乗り換えできます。
口座振替は使える?
使えません。請求書払いのみの対応です。
料金の締め日や請求書の発行日はいつ?
毎月末日が締め日となっており、初月は日割り計算となっています。
毎月5営業日頃に前月利用分の請求書が発行されるので、「my 楽天モバイル Office」から請求書を確認・振り込みをしましょう。
楽天モバイルの法人契約についてまとめ
以上、楽天モバイルの法人契約について紹介しました。
個人契約と違って不便な点もありますが、法人利用に沿った柔軟な対応ができるのがメリット。
まずは楽天モバイルで見積もりをして、今の通信料金からどれだけ節約できるか確認してみましょう!
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