2019年10月より、大手キャリアの解約金が1,000円に引き下げられました。この記事内容は古いものになります。
解約金が1,000円なら、楽天モバイルに乗り換える方がお得になるので、時期に関係なく乗り換えできます。
9,500円を気にする必要がなくなったので、気兼ねなく乗り換えしましょう。
現在契約している大手キャリアから、CMでもよく見かける格安SIMに乗り換えたいと考えている方も多いでしょう。
実はドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアには、解約時のトラップがいくつか存在します。
簡単に言うと、大手キャリアには「更新月」というものがあって、この更新月以外で乗り換えようとすると違約金9,500円が取られるという恐ろしいトラップのことです。
この記事では、その解約トラップについて詳しく解説します。
違約金を払っても、タイミングによっては乗り換える方がお得な場合もあるので、それも一緒に紹介していきます。
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この記事の目次
大手キャリアの2年縛り・違約金のしくみ
ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアは基本的に2年縛りです。
というのも、2年縛りがあるプランに入らないと、基本料金が割高になってしまうため、半ば強制的に2年縛りに加入しています。
例えばドコモの場合だと、5分以内の国内通話が無料になるカケホーダイライトプランを見ても、料金が次のようになります。
- 2年縛りありだと・・・1,700円
- 2年縛りなしだと・・・3,200円
これだけ違うのであれば、2年縛りがある方に加入するのも当然ですね。
しかも、この2年縛りがある間に解約すると、解約手数料が発生してしまいます。
この解約手数料は解約金だとか違約金と呼ばれているものです。これは大手キャリアは全て同じ値段で、9,500円+税となっています。
この解約金を避けるためには、2年縛りが終わった後の2ヶ月間だけしかありません。これを契約更新月といいます。
この2ヶ月間の契約更新月が終わると、再び2年間の縛りが発生してしまいます。
無料で乗り換えできる期間は2年縛り終了後の2ヶ月間だけ。
契約更新月をわずかにでも過ぎてしまうとまた2年以内での解約には9,500円かかりますので、タイミングを逃してしまったら最悪です。
契約更新月はあらかじめ確認しておきましょう。
まとめ
- 携帯会社は2年の契約期間がある(2年縛りのこと)
- 2年経つと、契約更新月が2ヶ月間できる
- この2ヶ月のうちなら、解約しても解約金9,500円が取られない
- 2年の契約期間+契約更新月2ヶ月=26ヶ月がループしていく
格安SIMには2年縛りはあるの?
格安SIMの会社によっても異なりますが、大手キャリアほど厳しくはありません。
例えば、当サイトで推している 楽天モバイル であれば、契約期間は12ヶ月間です。
契約して12ヶ月間以内に解約すると9,800円が発生してしまいますが、契約更新月はなく、12ヶ月経過後はいつ解約してもお金を取られることはありません。
また、mineo(マイネオ) であれば、解約金も存在せず、いつ解約しても解約金は発生しません。
ただし、契約して12ヶ月間は、MNP(携帯電話番号を変えずに乗り換え)をするのであれば手数料11,500円がとられます。
大手キャリアの解約は自動
楽天モバイルに乗り換えた時点で、大手キャリアは自動解約になります。
この辺りの詳しい流れは「MNP後のドコモ・au・ソフトバンク解約方法」で紹介しているので確認してみましょう。
大手キャリアを解約して格安SIMに乗り換える実際の費用
仮に大手キャリアを2年縛りの途中で解約し、格安SIMに乗り換え(MNP)したとすると、次のような費用が発生します。
- 解約金:9,500円
- MNP手数料:2,000~3,000円
- 格安SIM会社の契約手数料:3,300円~
- 合計:14,500円~15,500円程度
MNP手数料はドコモとauが2,000円、ソフトバンクが3,000円となっています。
ちなみに、電話番号は変わっても良い場合、MNP手数料は発生しません。
いつ解約すれば、2年縛りの途中でもお得になるのかはこの後解説していきます!
端末の残金は払う必要がある
ほとんどの方は、機種変更する際、携帯の本体料金を分割払いにしていると思います。
この場合、毎月の携帯料金の中に本体料金も入っていて、24ヶ月払い続けていることになります。
本体料金の残り支払い期間と2年縛りは一緒ではなく、例えば2年縛りが終わるのが1年後でも、本体料金の支払いが終わるのは半年後という場合もありえます。これは機種変更したタイミングで変わってきますね。
本体料金の支払額が残っている場合は、残りを払わなくてはいけません。これは、一括払いかそのまま分割かは選ぶことが可能です。
ただし、分割払いと毎月割の組み合わせをしている場合、割引が適用されなくなるので注意が必要です。
いつ解約すれば、2年縛りの途中でもお得になる?
2年縛りの途中でキャリアを解約すると9,500円の解約金が発生します。
しかし、この解約金を払ってでも、格安SIMに乗り換えたほうがお得な場合もあるのです。
乗り換え先は楽天モバイルで、10分間以内なら通話料が無料になる「楽天でんわ10分かけ放題」をカケホーダイライトプランの代わりに契約しています。
また、iPhoneの分割代金ですが、こちらも同様に残り支払期間を1年とします。
2年縛りの残り期間が1年だとどっちがお得?
ドコモのまま使った場合
- カケホーダイライト:1,700円
- データMパック(5GB):5,000円
- SPモード:300円
- 機種代金:3,850円
- 毎月割:-2,775円
- 合計:8,075円
毎月の支払額は以上の通りで、残り期間が1年なのでトータル96,900円かかります。
楽天モバイルに乗り換えた場合
- 初期費用
解約金:9,500円
MNP手数料:2,000円
契約事務手数料:3,733円
合計:14,894円 - 毎月の携帯料金
データ通信5GB:2,365円
楽天でんわ:850円
機種代金:3,850円
合計:6,850円
1年間トータルは97,094円と、ドコモで契約しているよりも194円ほど高くなりました。
残り期間が1年程度なら、まだドコモを使い続けたほうが安いです。ドコモが安いのは、毎月割が大きいですね。
ただ194円の範囲はもう誤差みたいなもので、楽天モバイルを使えば使うほどドコモより安いので、このくらいなら乗り換えたほうが良いでしょう。
2年縛りの残り期間が半年だとどっちがお得?
今度は、残り期間が半年だった場合をシミュレーション・比較してみます。先程の金額を使って計算します。
ドコモのまま使った場合
8,075円×6ヶ月=48,450円
楽天モバイルに乗り換えた場合
6,850円×6ヶ月+初期費用の14,894円=55,994円
残り半年なら2年縛りが終わるのを待って乗り換えてもよいでしょう。
逆にいえば、残り期間が半年以上あるなら、今乗り換えたほうがお得になります!
乗り換える前に契約更新月を把握しよう
ネットで契約更新月を確認
契約更新月の確認は、大手キャリアの会員サポートページからできます。
ネット上であれば、更新月をいつでも確認できます。
- NTTdocomo:Mydocomo
- au:auお客様サポート
- SoftBank:MySoftBank
電話で契約更新月を確認
- NTTdocomo:0120-800-000
- au:0077-75470
- SoftBank:0800-100-5533
※受付時間は9:00~20:00
まとめ-解約金があっても2年縛りが長いほどお得
以上、簡単なシミュレーションでしたが、1年以上縛り期間が残っている方が乗り換えはお得です。
極端な話、2年縛りが始まったとしても、すぐに解約したら1万円以上節約できることになります。
ご自身の契約更新月や2年縛りのタイミングを知って、楽天モバイルで節約ライフを始めましょう!
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